ホーム » パイパン女性のための記事 » 最新脱毛器事情②
日々研究が進む脱毛器ですが、そもそも脱毛機の仕組みはご存知でしょうか?
なぜ光を照射する事で毛が抜けるのか、生えてこなくなるのか、仕組みが分かれば、サロンではなく機械がいかに重要かがご理解いただけるかと思います。
脱毛器から照射された光が1本1本の毛根に熱ダメージを与える事で毛が抜ける仕組みです。
この光が毛に含まれるメラニン色素に反応して肌にダメージを与える事なく毛にのみダメージを与える事できるので、肌に負担無く脱毛を受ける事ができます。
1回の照射で毛が完全に生えてこなくなるのではなく、ダメージを与えられた毛根は再生力が徐々に弱くなっていく事で、徐々に毛が薄くなり生えにくくなっていきます。
この光ダメージが毛に効果を発揮する時期も実は決まっています。
体毛には「毛周期」という一定のサイクルがあります。毛が一番しっかり生えている「成長期」抜け始めの「退行期」毛が生えていない状態の「休止期」これを3週間〜1ヶ月で繰り返ています。
光脱毛で効果があるのは、毛根に毛がつながっている状態の「成長期」のみの毛です。
毛母細胞が活発化しており、メラニンが非常にたくさんある状態のため光脱毛の効果が一番発揮される時期です。
これは体全体で約3割。つまり1回の施術にて効果があるのは体全体のたった3割の毛です。
3回〜4回通う事でやっと体全体の施術が完了します。
加えて徐々にダメージを与えていくので、1本の毛根に対して5回〜6回の照射が理想的とされているので、脱毛は時間がかかるのです。
これまでの脱毛はこれが常識だったために、痛みや時間にマイナスなイメージがありました。
ですが近年の脱毛機が光照射によって反応する場所が変わってきた事で、そのイメージを払拭する傾向にあります。
光が反応するのは毛のメラニン部分のみでしたが、最近は毛根やメラニンではなく、毛穴全体の毛包部分に効果を発揮するものや、毛穴の中の横辺りにある、毛根に毛を生やす指示を出している「バルジ領域」に効果を発揮するものが開発されています。
したがって黒い毛だけに反応していた光脱毛は、色の薄い毛や産毛にも反応し、さらに毛周期関係なく効果を発揮できるようになったのです。
いつでもどのこの毛にも反応するので、不要に時間をあける必要もなく、顔の産毛も処理できるように進化しました。対応可能な機械を使用しているサロンはまだまだ少ないですが、その種類と対応箇所についてご説明していきたいと思います。